2025年7月8日放送のあさイチで、たんぱく質をとるタイミングや脂肪燃焼、睡眠の向上に効果が期待できる食品が紹介されました。
教えてくれたのは、たんぱく質のスペシャリスト立命館大学教授の藤田聡さんです。
たんぱく質をとるタイミングは?
たんぱく質は朝ごはんでとりましょう。
朝はタンパク質のゴールデンタイムとよばれるほど、体内でたんぱく質が効率的に働く大事なタイミングだそうです。
藤田さんが運動する学生で行った研究では、夕食より朝食にプラスしてとったほうが、筋肉などが4倍以上も増えたという結果がでたそうですよ。
脂肪燃焼が期待できるたんぱく質が摂取できる食材は?
運動はしたくない人におすすめな食ベ物
運動はしたくないけれど脂肪を減らしたいなら、豆乳がおすすめです。
豆乳には、アルギニンが牛乳の3倍入っています。
アルギニンは、ホルモンの分泌を促進する作用があり、脂肪燃焼効果が期待できるそうです。
筋トレなど普段からしっかり体を動かしているなら牛乳がおすすめです。
牛乳にはロイシンが多く含まれています。
ロイシンには筋肉を作る働きがあります。
牛乳やヨーグルトをとるのがおすすめだそうですよ。
眠りに関係する成分が多く含まれる食ベ物
えび天そばがおすすめです。
えびとそばにふくまれるたんぱく質に効果が期待できます。
そばには睡眠ホルモンの材料となるトリプトファンが多く含まれています。
うどんの3倍ちかく入っているそうですよ。
えびには睡眠の質を向上させるグリシンが卵の3倍以上入っています。
えび天そばを食べるタイミング
えび天そばは、お昼までに食べましょう。
トリプトファンは消化されたあと時間をかけて睡眠ホルモンに変わります。
お昼ごはんに食べるのがよさそうですね。
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たんぱく質を多く吸収できる卵の状態は?
ゆで卵のほうが多くのたんぱく質を摂取できますよ。
卵のたんぱく質は生の状態だと消化酵素が届きにくいので、食べても卵の半分ほど(51,3%)しか吸収できないそうです。
加熱するとたんぱく質の構造が変わるので、吸収率が90%以上までアップするそうですよ。
温泉卵など半熟でもOKだそう。
卵からより多くたんぱく質をとりたいなら、ゆで卵にして食べるのがおすすめです!
絹と木綿豆腐たんぱく質が多いのはどっち?
よりたんぱく質が多くとれるのは、木綿豆腐です。
100gあたりで、絹豆腐には5,3g、木綿豆腐には7,0gのたんぱく質が含まれています。
木綿豆腐は豆乳をかためたあとさらに圧力をかけて水分を抜いているので、その分たんぱく質が多くなるそうです。
ハムとベーコンたんぱく質が多いのはどっち?
よりたんぱく質が多くとれるのは、ハムです。
100gあたりで、ハムには18,6g、ベーコンには15,4gのたんぱく質が含まれています。
ベーコンは脂身が多いため、その分たんぱく質の含有量が少なくなってしまいます。
また脂肪が多いとたんぱく質の吸収が緩やかになるので、たんぱく質を作る力が弱まってしまうそうです。
まとめ
たんぱく質を食べるタイミングや脂肪燃焼、睡眠の向上に効果が期待できる食べ物についてまとめました。
普段の生活の中で、無理なくちょっとだけ意識して取り入れてみてくださいね。
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