2025年7月16日放送のDayDayで、揚げ焼きの危険性や行うときのコツ、火災時の正しい対処法が紹介されました。
教えてくれたのは、防災スペシャリストの野村功次郎さんです。
揚げ焼きの危ないやり方
小さいフライパンや玉子焼き器で揚げ焼きする
油が少ないので、すぐに高温になり早く発火します。
調理器具のメーカーでは玉子焼き器での揚げ物を禁止してるくらいです。
油は300℃で白煙がでて、370℃で発火するそう。
消防庁の実験では、なべ底から1,5cmの深さの鍋を熱した場合、およそ8分で火がついてしまいました。
蓋をして揚げ焼きする
揚げ焼きするときに完全に密封されるような大きな蓋をすると以下の危険性があります。
・温度上昇をさらに促進してしまう
・フタをとった瞬間に空気が入って発火する
・フタの水滴が油に落ちてはね、やけどをする
蓋をするなら鍋より一回り小さいもの使って、鍋に隙間をつくりましょう。
鍋底が変形していたり汚れがこびりついている
鍋底が変形していたり汚れがこびりついていると、コンロの温度感知センサーが働かず、高温を知らせることができなくなる場合があるとのことです。
揚げ焼きのコツ安全に行う方法
揚げ焼きを行う時は以下の点を守って行いましょう。
・中火以下で調理する
・油は必ず200㎖以上を入れて行う(リンナイガスコンロの取り扱い説明書)
・揚げ焼きに適した調理器具を使う
・霜はキッチンペーパーで拭いたり、たたいたりしてしっかり落とす
・衣は粉っぽくなるまでつける
唐揚げを作る場合のコツをまるみキッチンさんが教えてくれました。
衣に粉をしっかりまぶしておくと水分も切れ、よりカリカリにできます。
油の量は、鶏肉が半分浸るくらいの深さにします。
火加減は、まず弱火で加熱してじっくり火をとおし、表面の色が変わってきたらひっくり返して中火にしカリっと揚げます。
揚げ焼きで火災が起きた時の対処方法
揚げ焼きで火災が起きた時は、以下の手順で消火して下さい。
1)コンロの火を消して火元を断つ。
2)しっかり密閉できる大きさのフタや水に浸して軽く絞ったバスタオルで覆う
→布をかける場合は水で濡らして、水滴がしたたり落ちない程度に絞ってから使ってくださいね。
3)30分ほど放置して熱を下げる
窒息消火といって、火が燃えるのに必要な酸素の供給を断ち火を消す方法です。
まとめ
今人気の調理法、揚げ焼きの危険性や火災時の正しい対処の仕方についてまとめました。
揚げ焼きは、少ない油で揚げ物ができ片付けも簡単なので、揚げもののハードルをぐんと下げてくれますよね。
揚げ焼きはコツを守れば危なくない!
紹介したポイントを守って安全に調理をしてみてくださいね。